コーヒー精製方法:スマトラ式とは?

スマトラス式(Sumatra Processing)は、インドネシアのスマトラ島をはじめとする地域で行われている、独特なコーヒーの加工法です。この方法は「ウェットハル(Wet Hulling)」とも呼ばれ、他の一般的な方法とは異なる手順でコーヒーチェリーを処理します。特徴としては、複雑で重厚感のある味わいを持つコーヒーを生み出すことです。
 
1.脱パーチメントのタイミング: コーヒーチェリーの果肉を除去した後、パーチメント(薄い外皮)付きの状態でコーヒーを少し乾燥させます。その後、パーチメントを取り除く作業を行います。この工程が通常の方法より早い段階で行われる点が特徴です。
 
2.乾燥: パーチメントを取り除いた後、コーヒー豆をさらに乾燥させます。この途中で水分量が比較的高い状態の豆もあり、独特の風味が生まれる原因となっています
 
3.味わい: スマトラス式で加工されたコーヒーは、土っぽさやスパイシーさ、豊かなボディが際立つ特徴的なフレーバーを持つことが多いです
 
この加工方法は、湿度の高い環境でも効率的に豆を処理できる利点があり、スマトラ島などの特定の気候条件に適しています。その結果、スマトラコーヒーのユニークな個性が広く知られるようになりました。
 
当店でもスマトラ式で精製された最上級のコーヒーを販売しております。
どのような味わいか気になる方は是非ご賞味ください!
 
 
 

コーヒー精製方法:ウォッシュドとは?

「ウォッシュド」とは、コーヒーの生豆を精製する際の方法の一つで、「水洗式」とも呼ばれます。特に明るい酸味やクリーンな風味が特徴的で、フルーティーな香りやすっきりとした味わいを引き立てるため、高品質なコーヒーでよく採用されます。
 
ウォッシュド製法のプロセス
 
1.収穫したコーヒーチェリーの果肉除去
コーヒーチェリーの外皮と果肉をパルパー(機械)で取り除き、種子(生豆)のみを取り出します。
 
2.収穫したコーヒーチェリーの果肉除去
コーヒーチェリーの外皮と果肉をパルパー(機械)で取り除き、種子(生豆)のみを取り出します。
 
3.水で洗浄
発酵によってミューシレージが分解されたら、きれいな水で洗い流します。この洗浄によって、豆表面が滑らかでクリーンになります。
 
4.乾燥
最後に、天日干しまたは機械乾燥で豆を乾燥させます。水分含有率が10~12%程度になるまで乾燥させることが一般的です。
 
特徴
風味の透明感: 雑味が少なく、豆本来のキャラクターが引き立つ。
酸味が際立つ: 果実感のある爽やかな酸味が特徴的。
管理が重要: 水の品質や発酵時間が味に大きく影響を与えます。
 
当店でもウォッシュドのコーヒーを用意しております、興味のある方は商品もご覧ください。

コーヒー精製方法:ナチュラルとは?

コーヒー豆の「ナチュラル」とは、コーヒーの精製方法(プロセス)の一つを指します。別名「非水洗式」または「乾燥式」とも呼ばれています。

この方法では、コーヒーチェリー(コーヒーの実)を摘み取った後、果肉を取り除かずにそのまま乾燥させます。通常、チェリーは広げられた状態で天日干しにされ、果実が乾燥して硬くなるまで頻繁にかき混ぜられます。この過程で果肉の甘さや風味が豆に移り、独特なフルーティーさや甘みが特徴的な味わいとなります。

ナチュラルプロセスは、特に乾燥に適した気候を持つエチオピアやブラジルなどの地域で広く行われています。一方で、天候に左右されやすい面や、管理が難しいため品質にばらつきが出るリスクもあります。

ナチュラルプロセスのコーヒーは、非常に特徴的で個性的な風味を楽しむことができます。主な特徴としては以下のようなものが挙げられます

  • フルーティーな甘さ: ベリー系(ブルーベリー、ストロベリーなど)やトロピカルフルーツ(マンゴー、パパイヤ)のような甘さと酸味が際立っています。

  • ボディ感が豊か: 豆に果肉の成分が染み込むため、コーヒー自体にコクがあり、しっかりとした味わいが楽しめます。

  • 華やかな香り: ドライフルーツや花のような香りが広がり、飲む前から特別感を感じられます。

  • 複雑な風味: 果実の甘さ、明るい酸味、チョコレートのような後味など、多層的な味わいを持つことが多いです。

これらの特徴は、使用する豆や産地、焙煎方法によっても微妙に変化しますが、全体的に非常にエキゾチックで冒険心をくすぐる味わいが楽しめます。

 

コーヒー豆の製法とは?

コーヒー豆が私たちの手元に届くまでには、様々な工程を経ています。それぞれの製法が豆の品質や風味に大きく影響します。以下は一般的な工程と代表的な製法です。

1. 収穫 (Harvesting)

成熟したコーヒーチェリーを収穫します。手摘みで行われることが多く、熟したチェリーだけを選ぶことで品質を確保します。

大規模農園では機械で収穫する場合もあります。

 

2. 加工方法 (Processing Methods)

収穫後、コーヒーチェリーから種(コーヒー豆)を取り出します。この工程が風味に大きな影響を与えます。以下の主要な方法があります:

  • ウォッシュド(水洗式) チェリーの果肉を機械で除去し、発酵と洗浄を行います。豆のクリーンで鮮やかな酸味が特徴です。

  • ナチュラル(非水洗式) チェリーを果肉ごと天日干しします。果実由来の甘みやフルーティーな風味が豆に残ります。

  • ハニープロセス(ハイブリッド式) 果肉の一部を残したまま乾燥させます。ナチュラルとウォッシュドの中間的な風味で、甘さとクリーンさを兼ね備えています。

 

3. 乾燥 (Drying)

加工された豆を適切な水分量まで乾燥させます。乾燥の過程が管理されていないと、品質に悪影響が出ることがあります。

 

4. 脱殻 (Hulling)

乾燥された豆の外皮を除去し、グリーンビーンズ(生豆)にします。

 

5. 選別 (Sorting)

豆の大きさや形、色で選別します。機械と手作業の両方で行われ、高品質なものだけが選ばれます。

 

6. 焙煎 (Roasting)

グリーンビーンズを高温で加熱して焙煎します。この工程で香りや風味が引き出されます。焙煎度(浅煎り、深煎りなど)により味の特徴が変わります。

 

7. 挽く (Grinding)

飲み方に応じて豆を挽きます。粗挽き、中挽き、細挽きなど、淹れ方に最適な粒度を選びます。

 

8. 抽出 (Brewing)

最後に抽出方法(ドリップ、エスプレッソ、フレンチプレスなど)を選び、コーヒーを完成させます。

こうした工程のどれもが最終的な一杯に影響を与えます。

次回は加工方法を深堀していきます。

 

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コーヒーとは?

 

初めまして、井上珈琲ラボの井上です。

2025年4月下旬に自家焙煎珈琲豆店を開店予定です。
ここではコーヒーに関するTips'等を紹介していきますので、コーヒーに興味のある方は一緒に勉強をしていきましょう。
 

まず初めに皆さんが普段飲んでいるコーヒーですが、何から出来ているかご存じでしょうか?

コーヒー”豆”と言いますが、実際には豆ではなく木の実の種子を原材料としています。

その後に様々な処理(詳細は後日)を行い、皆さんが普段目にするコーヒー豆となります。
コーヒー栽培はコーヒーベルトと呼ばれる熱帯地域の一部に限られます。
特に中米諸国・コロンビア・タンザニア等の火山の山麓。エチオピアの高原等々、年平均気温が22度前後の無霜地帯が適しています。
 

コーヒーの歴史は非常に興味深く、古代から現代に至るまで多くの文化や地域に影響を与えてきました。

起源と伝説 コーヒーの起源にはいくつかの伝説がありますが、最も有名なのはエチオピアのヤギ飼い「カルディ」の話です。9世紀頃、カルディはヤギが赤い実を食べた後に活発に動き回るのを見て、その実を修道士に持ち込みました。その結果、修道士たちはその実を利用して眠気を覚ます飲み物を作り出したと言われています。

アラビア半島への伝播 コーヒーはその後、アラビア半島に伝わり、15世紀にはイエメンのスーフィー(イスラム神秘主義者)たちによって宗教儀式で使用されるようになりました。この時期に「カフワ」という名前で知られるようになり、焙煎された豆を使った飲み物が広まりました。

ヨーロッパへの進出 17世紀になると、コーヒーはヨーロッパに伝わり、特にイタリアやフランスで人気を博しました。ロンドンやウィーンではコーヒーハウスが開店し、文化的な交流の場としても機能しました。

日本への伝来 日本には江戸時代にオランダ人によって長崎の出島を通じて伝わりましたが、一般的に広まったのは明治時代以降です。現在では日本でもコーヒー文化が根付いており、多くの人々に愛されています。

 

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